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【塗膜の欠陥と対策4】
 塗装作業を行う上で、ぜひ知っておきたいのが塗膜に現れる欠陥の種類と、その対策です。
 どういった原因が、どんな欠陥を引き起こすかを知ることは、欠陥の予防にも役立ちますし、欠陥が起こってしまった場合に、適切な処置を行うことができます。
 塗膜の欠陥とその対策について、実践に役立つ正しい知識をご紹介いたします。

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ウォータースポット
●塗装面の斑点状の汚れ。

ウォータースポット

 原 因
●塗膜が完全に乾く前に、雨や露が付いてしまった場合。
●水滴中のミネラル分が、水の蒸発したあと、濃縮されて付着する。
●酸性雨に含まれる成分が、水の蒸発とともに酸濃度が高くなり、塗膜を侵す。
●花粉の油脂分が水により染み出し、水が蒸発したあとに付着する。

 対 策
●充分に乾燥するまで雨や露、または水に掛からないようにする。
●異物や水滴はできるだけ早く取り除いておくこと。

 処 置
●症状が軽い場合は、コンパウンドで研磨・除去する。
●酸性雨によるエッチング(凹み)など、症状がひどい場合は、水研ぎしたあと、再塗装を行う。
●花粉は熱をかけると柔らかくなり溶けるので、70〜80℃に加熱するか、80℃くらいのお湯をかけることで取り除くことができる。

ロックペイント発行・自動車補修塗装ハンドブックより抜粋

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シミ
●塗装面に異物が付着することにより、塗膜の変色・膨潤・割れなどを引き起こす。

シミ

 原 因
●鳥の糞・虫の死骸・樹液・油脂・セメント粉・可塑剤・煤煙・鉄粉などが付着して、長時間放置した場合。

 対 策
●原因となるような異物が付着したら、すぐに洗い落とすか、拭き取っておく。

 処 置
●ルーペなどで付着物の種類、塗膜の状態を確認する。
●軽度の膨潤の場合は、70〜80℃×10分程度の加熱を行って、元に戻るか見る。
●軽度のシミは、プレソルベントを染み込ませたウエスで、たたくように拭き取る。取れにくいときは、70〜80℃に加熱したあと、再度拭き取る。
●コンパウンドを使用して研磨・除去する。
●鉄粉は、鉄粉クリーナーや専用粘土クリーナーで取り除くか、コンパウンドで研磨・除去する。
●症状がひどい場合は、水研ぎしたあと、再塗装する。

ロックペイント発行・自動車補修塗装ハンドブックより抜粋

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ブリスター
●塗膜内にこもった水分などが、熱などで膨張して塗膜を押し上げ、ふくれとなる現象。
ブリスター

ブリスター

 原 因
●油分・シリコン・ワックス・汗・指紋などを完全に除去せずに塗装したり、水研ぎ後の水洗いが不十分で、サンディングダスト(研磨カス)が付着した状態で塗装した場合。また、水分の乾燥が不十分なとき。
●コンプレッサーからのエアに、オイルや水分が混入した場合。

 対 策
●塗装前に、汗や指紋を塗膜につけない。
●パテ研磨時は、ドライサンディングを行う。
●コンプレッサー、トランスフォーマーのオイルや水分を点検しておく。

 処 置
●ブリスターの発生している層まで研ぎ出し、再塗装する。

ロックペイント発行・自動車補修塗装ハンドブックより抜粋

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剥れ・密着不良
●塗料が旧塗膜や鋼鈑、プラスチックパーツ、下塗塗料から剥れる現象。
剥れ・密着不良

剥れ・密着不良

 原 因
●素材(バンパー、アルミ合金など)に適合した下地処理や足付け研磨を行っていない。
●旧塗膜や塗装面の研磨が不十分な場合。
●下塗と上塗り、または旧塗膜と上塗りの、層間付着が悪い場合。

 対 策
●素材に適合した下地処理や足付け研磨を行う。
●旧塗膜は充分にサンディングする。
●塗装前の脱脂、清掃を充分に行う。

 処 置
●剥れた部分を完全に研ぎ落とし、再塗装する。

ロックペイント発行・自動車補修塗装ハンドブックより抜粋

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