◆塗着効率とは、塗装に使用した塗料の量と、 実際に被塗物に塗着した塗料の比率を指す。
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実際に塗着した塗料量
塗装に使用した塗料量
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※仮に「塗着効率が20%」の場合、100gの塗料を吹き付けて、被塗物に付着するのは20gだけで残りの80gの塗料は飛散・オーバースプレーになっている。
□各種塗装方法の塗着効率
※一般的な数値であり、作業者・機械・被塗物・環境などにより変化します。
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高い塗着効率は、塗装環境の飛躍的改善、塗料の大幅な節約、塗装のスピードアップを実現し、塗装のトータルコストを削減します。
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塗装には様々なものがあります。小面積の塗装から大面積の塗装。平面の塗装から複雑な形状の物の塗装。薄膜の塗装から厚膜の塗装。その他作業条件も千差万別です。
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□塗装方法と塗着効率について
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エアースプレー |
低圧温風塗装機 |
エアーコート |
エアレス |
塗着効率 |
20〜30% |
60〜85% |
60〜80% |
40〜50% |
飛散度合い |
×多い |
◎少ない |
◎少ない |
△ |
仕上がり |
◎ |
○ |
◎ |
△ |
作業性 |
△ |
○ |
◎ |
◎ |
特 長 |
より高級な仕上感 |
低圧・大風量エアーでソフトなスプレーパターン。温風の為、表面乾燥を促進し、タレ防止 |
エアーカーテンの働きにより飛散を抑え塗料粒子を微粒化。美装仕上げを実現。 |
作業効率アップ |
選定ポイント |
少量塗装で色変えが非常に多い場合や、タッチアップ塗装に最適 |
少量・中量塗装向きで色変えが多い場合。コンプレッサー不要の為、小規模現場塗装に最適 |
美装仕上げを求められる少量から大量塗装まで幅広く |
大量塗装で色変えが少ない場合 |
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※タッチアップ塗装:自動塗装装置した被塗物の補修塗装。
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