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〜シャネツ塗料の原理〜
近年、ヒートアイランド現象による都心部の気温上昇が問題になっています。緑地や水面が減り、コンクリートやアスファルトが増えると地表面が高温となり、気温が上昇します。気温が上がると冷房などの需要が増し、その排熱が気温をいっそう上昇させ、こうした悪循環が、ヒートアイランド現象をさらに深刻化させています。
「シャネツ塗料」
は、太陽光中の近赤外線領域を効率的に反射する
“高反射率塗料”
で、主に屋根に塗装することによりい屋内の温度上昇を抑制し、省エネルギー、環境負荷低減を実現します。
●遮熱メカニズム
【一般塗料】
赤外線により基盤が加熱し
室内に熱が到達する。
【シャネツ塗料】
熱の元となる赤外線等を
高反射率塗膜で反射
●遮熱性の試験結果
◆日射反射率
項 目
日 射 反 射 率 (%)
全波長領域
(可視光及び近赤外線波長域)
300〜2100nm
近赤外線領域
780〜2100nm
シャネツ塗料 N6グレー
51.8
73.3
〔財団法人 日本塗料検査協会での試験結果による〕
◆温度比較テスト(試験板の裏面温度)
品 名
シャネツ塗料
市販2液ウレタン塗料
ブラック
55℃
71℃
チョコレート
51℃
69℃
ダークグリーン
50℃
69℃
ダークブルー
50℃
63℃
グレー
47℃
72℃
◆【試験条件】
●試験板:
70mm×150mmの厚紙に、シャネツ塗料と比較市販2液ウレタン塗料の同じ色をそれぞれに塗装(2回塗り)。
●測 定:
図のような装置に、同じいろの2種の塗膜をセットし、裏側に熱伝対を設置、上部より赤外線ランプを照射して30分ご温度を比較。
◆【試験装置】
建物における遮熱性については、窓などの開口部による影響が大きく、屋根や壁面等の断熱材だけでは十分な効果が得られない場合があります。より十分な効果を得るために、高断熱性窓ガラスの使用(ペアガラスや真空ガラスなど)や、屋根裏の断熱、床下・屋根などの隙間をできるだけなくすなどの方法を併せてとることをおすすめします。
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