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◆外壁の劣化および下地処理

　　外壁材にも近年では、さまざまな部材が使われるようになってきました。各種メーカーや部材によって耐久年数は前後しますが、塗替えの目安として新築後約５～８年くらいのが理想的です。
　一概に築年数だけで判断するのは難しいですが、ひどくひび割れたり剥がれ落ちたりする前に、比較的に下地処理が容易なうちに塗り替えるようにしましょう。

＜劣化度１＞

【しみ】汚れ、雨だれなどによる黒じみ	【こけ】日の当たりにくい北面や日陰部所、通気性の悪い所に発生しやすい、カビ、こけ、藻	【チョーキング】塗膜表面が紫外線等によって劣化し、さわるとチョークのように白くなる現象
＜対策＞・汚れ、カビ、コケ等をワイヤーブラシで水洗いし除去。・高圧洗浄機にて水洗いをする。・こけ、カビ、藻などが発生している箇所は洗浄した後、防藻・防カビ剤を塗布する。

＜劣化度２＞

【ハガレ】劣化による塗膜のハガレ	【ヘアークラック】髪の毛くらいの太さのひび割れ	【浮き、ワレ】塗膜は剥がれていないが、中に空気や水が入って膨れている状態
＜対策＞・剥がれている部分や浮いている部分をワイヤーブラシ、皮スキ、スクレーパーにて除去する。・ヘアークラックはエラスティックフィラーにてあらかじめ埋めておく・段差が生じた場合にはモルタル等にて調整する。

＜劣化度３＞

【浮き、ワレ】モルタルの浮き、ワレ。雨水が入り込んでしまう状態。	【クラック】 1mm以上のひび割れ	【破損、剥落】塗膜やモルタルが剥がれ落ちて、下地が完全に出ている状態。
＜対策＞・注入エポキシ、樹脂モルタルににて修復。・モルタル左官工事・下地まで水が廻っている可能性があるため、専門業者による点検補修を行う必要があります。