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当店は、主に自動車塗装用ウレタン塗料を中心にして展開する、通販ショップです。
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【配合色について】 【重要】
 当店で販売する調色配合塗料は、メーカー公表のマスターカラーデータに基づいて配合したものです。
 そのため、実際に路上を走っている自動車のボディカラーとは、若干色調が異なることがあります。調色配合塗料をご注文される場合は、あらかじめこのことをご了承ください。
 以下に、その色差が生じる理由をご説明いたします。
 また、調色配合した塗料は、すべてオーダーメイド品ですので一切の返品をお断りしております。なにとぞご理解のほどよろしくお願いします。

1. マスターカラーデータとは? page_top
 自動車の新色は、市場に公開される前に、各塗料メーカーへ『次に発表される新しいボディカラー』として通達されます。
 このときの塗色を、標準のボディカラーということで、マスターカラーと呼びます。
 このマスターカラーをもとにして、各塗料メーカーは、自社の塗料でこれを再現するための配合データを作成するのです。
 こうして、新色発表と同時に各メーカーが作成する、標準の配合データのことをマスターカラーデータと呼ぶのです。

 当店では、このマスターカラーデータに基づいて、ウレタン塗料またはベースコート塗料を配合し、お客様にご提供いたします。

2. 実車カラーとの色差の原因 page_top
 実際に路上を走っている自動車のボディカラーが、このマスターカラーとまったく同じならば、上記で当店が警告しているような色調の差は生じないはずです。
 しかし、自動車メーカーの新色発表当時と異なり、同じ色名であるのに路上を走っている車のボディカラー(実車カラー)が少なからず違っている、というのが事実なのです。

 なぜ、実車カラーがマスターカラーと色がずれてきてしまうのか?
 その理由は、大きく分けて3つあります。

(1) 経年変化
 自動車を塗装しているウレタン塗料は、たいへん耐久性が高く、年数が経過してもほとんど変色・退色することはありません。
 しかし、まったく変化がない、ということではありません。
 太陽からの紫外線や、一年を通した温度の変化などの影響で、若干ながら色調が変化してしまいます。
 エンジンの熱が強くかかる、ボンネット中央部などは特に大きく変色が進む箇所のひとつです。
(2) ロットぶれ
 たいへん意外なことかもしれませんが、新車で出荷されたときに、すでにマスターカラーと色調が異なる、ということがあります。
 いわゆる、自動車メーカーにおけるボディカラーのロットぶれ、というものなのですが、実車カラーとマスターカラーが一致しない、いちばんの要因なのです。
 出荷台数が多い車種は、複数の工場で生産されるケースが多く、生産工場ごと・生産ラインごとにボディカラーに差が生じてしまうのです。
(3) 塗装条件
 まったく同じ塗料を使ったとしても、塗装する人によって色調が変わってくることがあります。
 スプレーガンと被塗物の距離、スプレーガンを動かす速度、といった微妙な塗装の条件が人によって違うからです。
 シルバーやホワイトパールといった、微妙な加減で変化しやすいカラーは、この要因を強く受けます。

 以上のような理由から、実車カラーとマスターカラーの色差は、どうしても避けることができないのです。
 極端な話をすると、同じボディカラーとはいっても、一台一台それぞれ色が違うということになります。
 したがって、当店で配合した塗料を、そのまま使って自動車の補修を行われた場合、完璧に色が合うということはないとお考え下さい。

3. マスターカラーはまったく違う色なのか? page_top
 決して、そういうわけではありません。
 あくまでも、実車カラーと比べて若干の色差がある、という程度です。
 したがって、個別に全塗装する場合はもちろんのこと、アイラインやサイドミラーといった小さなパーツを塗装する分には、そうと意識しない限り、その色差には気付かないほど、わずかな違いでしかないのです。

 ただし、キズの補修などで、広い面積の中の一点だけを塗装する場合や、ドアとフェンダーの間などの境目部分を塗装する場合などには、その色差が目立ってしまいます。
 プロの塗装業者は、【原色を加えてマスターカラーを微調整する】か、【ボカシ剤などを使ってボカシ塗装をおこなう】ことで、この色差を目立たなくしているのです。
 つまり、そういった技術がない限り、マスターカラーは補修塗装に使用することができない、ということをあらかじめご承知ください。

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