スプレーガンは、塗装する面に対して、常に直角に向けるようにします。 塗料を吹き付ける角度が傾いていると、部分的にザラついてしまったり、塗料のタレが起きたり、ムラが生じる原因となります。
スプレーガンを横にスライドさせながら塗装していく場合、一定の太さ(パターン幅)の帯状に塗り重ねていくのですが。 この帯と帯とを重ねる幅は、(その帯びの太さの)1/3が標準です。
スプレーガンと塗面の距離は、常に一定に保つようにしてください。 標準的には15〜20cm。 だいたい手の平ひとつ分くらい、と考えると分かりやすいでしょう。
スプレーガンを動かす速度も、常に一定に保つようにしてください。 標準的な速度は、30〜60cm/秒です。 パネル塗装では、両端で遅く・中央で早くなりがちなので、気をつけてください。
基本的に、スプレーガンを持つ手首は、腕の延長線上として、固定して塗装するようにしてください。 慣れないうちに、手首を使って塗装すると、ムラになる原因です。
タッチアップ部分のボカシ際に限って、手首を返して塗装を行います。