自動車塗装用のウレタン塗料や上塗専用マルチトップクリヤーは、硬化剤と化学的に反応して硬化するタイプの塗料です。
そのため、使用後にスプレーガンをそのまま放置しておくと、塗料がスプレーガンの中で硬化して、故障の原因となってしまいます。
使用後のスプレーガンは、エアキャップ前面をウエスなどで押さえながら、トリガー(引き金)をいっぱいまで引きます。
そうすることで、エアが塗料ノズル先端からブローオフ(強制逆流)されて塗料通路に入り、通路内を洗います。
塗料カップに入った塗料を捨てたあと、洗浄用シンナーを入れて、洗浄ブラシなどで内外部を洗浄します。
何回か洗浄用シンナーで空吹きをして、シンナーに色がつかないようになれば、塗料通路の洗浄は完了です。
外側の汚れは、シンナーを湿らせたウエスなどで、丁寧に拭き取ってください。
エアキャップや塗料ノズルなどの微細な箇所の清掃には、専用のクリーナーセットを使用するなどして、慎重に・丁寧に行ってください。
空気穴を変形させてしまうと、吐出パターンが歪になってしまったり、吹きムラが起こる原因となります。
最初に、シンナーを湿らせたウエスで拭くなどして、汚れをやわらかくしながら、清掃作業を行ってください。
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