サンドペーパーの取付け方「のり付きとマジック式」
サンダーに取り付けて使用するタイプのサンドペーパーには、円形や四角形・帯状などの形状や、吸塵穴の有無など、さまざまな違いがありますが。
サンディングパッドに取付ける方式によっても、分けることができます。
ひとつは【のり付きタイプ】で、サンドペーパーの裏面にあらかじめ糊がついていて、レザーパッド(表面が合皮製サンディングパッド)に貼り付けて、使用するタイプです。
もうひとつは【マジック式タイプ】で、サンドペーパの裏面がマジックテープ状になっており、マジックパッド(表面がマジックシートになっているサンディングパッド)に取り付けて使用します。
形 状 |
【のり付きタイプ】
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【マジック式タイプ】
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長 所 |
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マジック式よりも価格的に安価。 |
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ペーパーとパッドがしっかりと密着しているため、力強い研磨ができる。 |
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裏面(マジックシート)に研磨粉が多少付着しても、使用の障害になりにくい。 |
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ライナー紙(剥離紙)を剥がす手間がかからない。 |
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短 所 |
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裏面(のり部分)に、研磨粉が付着してしまうと、パッドとの密着の、大きな障害になる。 |
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使用するたびにライナー紙(剥離紙)を剥がす手間がかかる。 [ロールタイプを除く] |
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ペーパーとパッドの間に、マジックシートの層があるため、研磨時に違和感を感じることがある。 |
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のり付きタイプと比較して、価格的にやや高価。 |
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代表的な 商品例 |
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どちらも一長一短で、最終的な選択基準は、ユーザーの”好み”によるものが多いのが実情です。
【のり付きタイプ】を選ばれる方は、「マジック式タイプは(マジックシート層がクッションのようになって)研磨時に違和感を感じる」という方が多いようですが。
この”違和感”を感じるかどうかは、個人差があるようです。
また、【マジック式タイプ】を選ばれる方は、「ペーパーをつかう現場は研磨粉が多いので、のり付きタイプだと(裏の糊付き面に研磨粉が付着して)パッドとの密着が悪くなってしまう」という方が多いようです。
これも、研磨作業の量や作業場の状況によって、個人差があることだと思います。
選択される場合は、ご自身の作業状況や、使用を想定するサンディングパッドのタイプなどから、適した方をお選びいただければと思います。
なお、3Mの高機能タイプ・サンドペーパーパープル(研磨持続性を従来品の1.5倍に改良)タイプを基準に選定するという方法もございます。
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